外国人スタッフ受入れ研修|介護施設
お客さま
特別養護老人ホーム 石狩希久の園様
オンライン研修実施協力:株式会社アーシブ様
実施内容
双方が気持ちよく働ける異文化コミュニケーションを学ぶ研修
インドネシア人技能実習生の受け入れを行う特別養護老人ホーム、石狩希久の園様の日本人スタッフの方々に、外国人スタッフ受け入れ研修を実施させていただきました。
外国人に伝わりやすいやさしい日本語の話し方の習得に加え、今回研修に参加されるほとんどの方が初めて外国人と一緒に働くということも踏まえて、文化や宗教観といった内容も取り上げました。また、実際にアラヤサッポロのインドネシア人スタッフも研修に参加し、ネイティブ目線の意見や、本番さながらのロールプレイングも実施しました。
課題
- インドネシアの実習生を新規に迎え入れるにあたっての日本人スタッフの戸惑いを解消すること。
- インターネットでは分からないリアルな宗教観が知りたい。
ALASAのアプローチ
実施させていただいた研修プログラム(研修時間:2時間半)
- 第一部 「外国人と働くこと」を考える(30分)
- ● 在日外国人の声
● ケーススタディ
● 外国の方と接する留意点と良い点
- 第二部 インドネシア文化を学ぶ(30分)
- ● インドネシア文化クイズ
● インドネシアの文化、イスラム教のマナー
- 第三部 伝える日本語力を磨く(90分)
- ● インドネシア語の挨拶
● やさしい日本語
● ロールプレイング
双方の目線にたった、参加型の研修内容
アラヤサッポロが行う研修で大切にしていることは、共に働く日本人と外国人、双方向の目線に立った内容をお伝えすることです。外国の方との働き方のポイントや、伝わりやすいやさしい日本語の話し方を知ることに加え、日本で働く外国の方の気持ちを理解することも大切なことです。そこで今回の研修では、日本で実際に働いている外国人の方々に事前にアンケートを実施して日本で働くことに対する感想や意見を聴き、それを紹介しました。そのほか、ネイティブだけが知っているその国の興味深い文化に関するクイズを行うなど、異文化理解を深めていただきました。
また、今回は昨今の状況を踏まえてオンラインでの研修でしたが、座学に偏らないよう、外国の方との接し方への注意点についてはケーススタディで話し合っていただく場面を作り、やさしい日本語のコツについては実際に練習問題を解いていただくような時間も多く取り入れました。研修の最後にはネイティブスタッフと一緒に実際の介護現場で使うフレーズを用いてロールプレイングも行いました。
外国人スタッフの受け入れは大変に思われがちですが、外国の方と楽しく働くコツ、一緒に働いてみて良かったことなど、多国籍な職場である当社だからこそポジティブな内容も豊富にお伝えできるため、外国人とのコミュニケーションを身近に感じてもらうことができました。
お客さまの声
外国の方が来日して生活する上で感じる不安や心情が垣間見え、参考になりました。
実際に、日本で働いている方の生の声が聴けたことが良かったです。
講師が普段から多様性のある環境で働かれている方々だったので、より具体的な実例等を交えてお話いただいた点が非常に参考になりました。
具体的な例やロールプレイングを行ったことで内容が分かりやすかったです。
異文化理解とコミュニケーションのとり方、相手の立場になって考えるという事の大切さが分かりました。
改めて日本語の難しさ、当たり前が外国人にとっては当たり前ではないことを考えさせられました。
異文化に触れることから自分自身の視野が広がる可能性を学ぶことができました。