デジタルマーケティング|観光エリア
お客さま
DMO 水のカムイ観光圏様
実施内容
アドベンチャートラベルの注目スポット、ひがし北海道「水のカムイ観光圏」のエリアマーケティングを担当。地域の、世界における認知獲得から旅行客(ターゲット:欧米豪富裕層)の流入量の増加を目標に、一連のデジタルマーケティング施策を展開しています。
「水のカムイ観光圏」の魅力がターゲットにダイナミックに届くよう、地域の英語ネーミングとロゴ制作のブランディングからマーケティング活動を開始しました。
課題
右肩上がりに急増している当該地域へのインバウンド客数(2018年当時)であるが、そのほとんどが中国大陸、台湾、韓国、香港からのお客さま。一方、アドベンチャートラベル市場のメインターゲットである欧米豪からのお客さま数は、インバウンド客全体の数パーセントにとどまっていました。そのため、欧米豪の人々へのエリア認知を高めることが課題でした。
ALASAのアプローチ
Webサイト制作
基本情報
対応言語:日本語、英語
ターゲット:欧米豪富裕層(アドベンチャートラベルターゲット)
コンテンツ制作
各ページのコンテンツ選定からビジュアルデザインまで、ターゲット国ネイティブの目線で制作。サイトの色調とメインビジュアルはドイツ人デザイナーが監修し完成。
CMS導入
CMS導入により、ニュース性の強いコンテンツや季節によって変動の激しいコンテンツ(アクティビティー紹介、予約など)は、運営側のお客さまで編集可能となり、サイトのパフォーマンス(集客力、情報の質・量、運用コスト)の維持・向上に貢献をしています。
レスポンシブ対応
ユーザーがどのデバイス(スマホまたはPC)からアクセスしても「見やすく・使いやすい」Webサイトにするため、レスポンシブデザインを取り入れています。
グーグルアナリティクスによる効果検証
Webサイトの集客パフォーマンスを、グーグルアナリティクスにより分析、効果検証し、KPI獲得のための次のステップの改善策を検討し次年度のPDCA施策としてご提案しています。
プロモーション動画制作
基本情報
対応言語:英語
制作本数:夏冬2シーズンの2バージョン(2018年冬、2019年夏、2021年夏に制作実施)
動画の運用:YouTube公開中、WebサイトUntouched Hokkaidoの関連ページでの掲載、その他旅行博等でのプロモーション
ペルソナ設定
「ターゲット国の旅人がUntouched Hokkaidoを旅する」をテーマに、動画シナリオからモデル選出まで企画から行いました。 旅人モデルは、ブランディング過程で設定したペルソナを体現したイギリス人(冬版)とフランス人(夏版)。 彼らはペルソナの興味・関心・視点そのまま体現した旅人として、ときに地域特有の自然やアイヌ文化にふれ、ときに地元の方々との心あたたかい交流を楽しむ旅をくり広げます。
SNSによる情報発信
基本情報
実施媒体:Facebook、Instagram
配信言語:英語
運用期間:Facebook/2018年7月~、Instagram/2018年7月~2019年3月
季節ごとに変化する地域の魅力をターゲットに届けるためにFacebookで記事を配信しています(Insatagramは2019年3月で休止)。 ターゲットのファンからの声も届くようになりました。
Web広告運用
基本情報
実施媒体:Facebook、グーグルディスプレイ
配信言語:英語
運用期間:Facebook/9か月(2019年7月~2020年3月)、グーグルディスプレイ広告/6か月(2019年9月~2020年2月)
欧米豪でよく閲覧される情報ポータルサイトなどに掲示されやすいようなバナーサイズを分析したほか、旅行意欲を醸成するため時期によってバナー写真を適切なタイミングで入れ替えました。 運用期間は、9ヶ月、6ヶ月と限定的なものでしたが、WebサイトUntouched Hokkaidoへのターゲット(英語ユーザー)の流入量を広告運用により1年間で約30倍に増やすことができました。
ソーシャルリスニング
基本情報
実施ツール:Oracle Social Relationship Management
対象言語:英語、フランス語、ドイツ語
運用期間:全6回、各1ヵ月(2018年9月~2019年3月)
ソーシャルリスニングのツールを使用し、Untouched Hokkaidoの地域(釧路、阿寒、弟子屈)について、Facebookなどのソーシャルネットワーク上でどのような会話、つぶやき、情報発信がターゲット国の言語(英語、ドイツ語、フランス語)でなされているかを調査しました。 私たち日本人にはわからない、ターゲット国の人びとの意外な興味や感心ごとが浮き彫りにされ、コンテンツ制作に大切なターゲットに対する訴求ポイントの発掘ができました。
お客さまの声
地域の日本語名は「水のカムイ観光圏」、これを英語に直訳しても伝わらないと思っていたけど、見事に明快な英語ネーミングをしていただけたと思っています。
ロゴマークもネーミングと同期して地域のイメージ(手つかずの自然と文化)を醸し出しています。
My chosen place to gather my thoughts, my favorite place.
I wish we could come back
We would be great to visit during the winter time
This was a lovely place to see the cranes
Just wonderful